私の援農体験談
「知識ゼロ・体力ゼロだけど、大丈夫?」
初心者の私に何ができるか不安でした。
最初におこなった作業は、畑の草取り。
スマホもパソコンもない時間。
鳥のさえずり、土の匂い、風の音、手のひらに伝わる草の感触。
無心で草を抜き続け、ふと顔を上げたとき
目の前に広がっていたのは、見違えるほど綺麗になった畑でした。
その瞬間、言葉にできない程の達成感がこみ上げた。
あの不安はいつの間にか風と共に吹き去った。
作業を終えた後、園主が笑顔で「助かったよ。ありがとう!」と声をかけてくれた。
その言葉に、私は心から「誰かの役に立てて嬉しい」と思った。
小さな力でも、誰かの一日を少しだけ軽くできる。
それが私にとっての援農。
2025.08 会員A